金田式パワーアンプ
古い金田式オールMOSFETパワーアンプを使っています。 いわゆるコピーで、これが初めての自作品です。 金田式が完成して、初めて音を出したときはその音に驚きました。 楽器の音がそれまでまでと比較にならないほど自然なのです。 そして定位は安定しているのに、左右への広がりも得られています。 金田式は定位がいいのに、音が広がるのです。 それまで使っていたソニー製ミニコンポといえばひどいものでした。 どんな音でもモノラルのようにばっちり中央に定位していたのです。 左右への広がりや奥行きなどというものは全くありませんでした。

そして、金田式では人の声が自然に聞こえます。 サシスセソが強調されることもなく、不自然に乾いた音にもなりません。 また、必要以上にウェットになることもありません。 音質傾向はよく言えば自然ですが、悪く言うと地味な音という印象です。 Luxmanのアンプにあるような華やかさ、明るさもなければ、 GOLDMUNDのような空気感のような雰囲気もありません。 ただひたすら音楽をスピーカーに伝えている印象です。 縁の下の力持ち的な仕事をしている雰囲気です。

コピーといっても完全なコピーではありません。 金田式はオープンループの位相余裕が小さく場合によっては不安定です。一説によると、 金田氏は金田式アンプの試聴会でアンプを発振させてスピーカをふっ飛ばしてしまったことがあるのだとか。 これでは安心して使えないので、位相余裕を大きめに変更しました。 そして、当時の金田式はバッテリー駆動でした。 これはあまりに不便でしたので、商用電源対応に変えてしまいました。 ついでに、シャーシも自分の好みのものにいれました。

偉大なことに10年以上前のアンプはいまだに現役で活躍中です。